気付けず、幸。

そんなに世界を愁いているなら

そんなに世界を憎んでいるなら

良いでしょう

私があなたをナくしてあげる

愛してると最期に贈ってあげる


存分に、後悔しなさい。

愛なんて、本当はいつだって。

そこに、あったのに。

それでも日々は続くばかりで。

私は何をしているんだろうって
突然酷く塞ぎ込む
真夜中の静寂に確かに響く電子音

良いとか悪いとか
分かっていても自分が可愛い
大丈夫だと言い聞かせるのが特技です

電子音を止めることも
自答を質すことも
いつだって私には出来た筈で、

大丈夫なんて誰の言い訳
都合の良い人生を歩んできた
見苦しい我侭に苛々する。

本当に、なんて馬鹿らしく、どうしようもない私です。
助けを乞うことが罪となるなら、
諦めることで罰を受けましょう。

只管

罪悪感を隠しながら生きていても
誰も頭痛に気付いてはくれないから
都合の良い人を演じていても
嘯く私に気付く筈がないから

何の為に歩もうか
曲がった道を真っ直ぐと
馬鹿みたいに真っ直ぐと
辿り着く先などに興味は無くとも
僕の影は暗く長く伸び行くばかりか

モノクローム

すぐに汚れてしまう白なら、
いっそ全ての黒になりたい。

白の心は病みやすく―

すぐに薄れる黒なら、
いっそ無垢の白になりたい。

黒の心は純粋で―

交わる事で全てが変わる。

貴方の黒で―貴女の白で―

全てが始まり、全てが終わる。


灰色の心は無感情。

揺らぎ

鏡に触れて、始まる世界。

ゆらり揺らめく、こちらとあちら。

笑ってドウゾ、お出でなさい。

夢の世界で、溺れなさい。


鏡に触れて、始まる世界。


終わりの鐘は、壊れているけど。