Discord-不協和音-
思いついた言葉や詩を綴っていきます。 ※日記ではありません。
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2024.05.04
16:42
ハッピーエンド
白に染まる寂れたブランコが
時折キィと風に揺れる
それはあの日か弱く震える
君を思い出すには十分だった
どうして泣いてるかなんて
聞かなくたって分かってたのに
どうしてだろう
君を慰める術が何も無いなんて
僕は君の何を見てきたんだろう
君の何に触れていたんだろう
君の声を
君の温もりを
優しさを
強さを
感じていたと思っていたのに
僕は見落としてたんだね
君が必死に隠してた
弱さ
僕に見せまいと必死に抱きかかえ
嗚咽を飲み込み震えてた
世界が白に飲み込まれた静寂の中
君は静かに一つ涙を零した
それが終わりの合図だった
大好きすぎて、君が嫌いになる
そう言った君の見たことのない
儚く痛々しい微笑みは
僕の心を深く抉った
白に染まったこの世界では
僕と君の間に幸せな結末は
訪れないようだ
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2014.01.25
15:27
詩
CM:0
明日が来る
君の居ない明日を見た
虚しく揺れる私の髪
どんなに嘆こうとも明日は
昨日と同じ時間にやってくる
君が居た時間に
君が居ない
私の時間は進むばかり
君の時間はどこで止まってるの
私もそこで止まればいいのに
私の時間は進むばかり
0時を迎えて
明日が来る
私の髪を優しく撫でる
君の居ない明日が
2013.12.14
13:41
詩
CM:0
サイレン
明け方に響くサイレン
誰かの命が揺れている
そんな想像を過ぎらせて
独りで胸を抑えていた
少しずつ遠退くサイレン
どうか命を留めて下さい
ゆるりと下ろした掌が
何も掴めず揺れていた
2013.06.02
14:45
詩
CM:0
灰色校舎
朽ちた校舎の教室で
真夜中の闇に揺蕩う僕と
月明かりに照らされた
儚き君の揺らいだ瞳が
無音を奏でて出逢う時
微かに校舎が蠢いた
手を伸ばす君の真意は何処に
手をとる僕の真意は君か
闇と月が交わる時
彼と彼女は夢を見る
とても静かで柔らかな夢を
朽ちた校舎の教室で
二つの夢が混ざり合い
灰色の空がざぁざぁと
澄んだ涙を流したという
2013.05.19
19:45
詩
CM:0
声が、
ふかく深く
聞こえる声
僕の鼓膜を
鈍く震わす
耳を塞いで
拒絶しても
何ひとつと
意味は無く
涙を流して
天を仰いだ
聞こえる声
発信者は誰
見えない姿
止まない声
何も出来ず
立ち尽くす
世界の声は
僕には重い
今日も独り
無力を嘆く
2013.05.15
23:21
詩
CM:0
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