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Discord-不協和音-
思いついた言葉や詩を綴っていきます。 ※日記ではありません。 
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白に染まる寂れたブランコが
時折キィと風に揺れる

それはあの日か弱く震える
君を思い出すには十分だった

どうして泣いてるかなんて
聞かなくたって分かってたのに

どうしてだろう
君を慰める術が何も無いなんて

僕は君の何を見てきたんだろう
君の何に触れていたんだろう
君の声を
君の温もりを
優しさを
強さを
感じていたと思っていたのに

僕は見落としてたんだね
君が必死に隠してた

弱さ

僕に見せまいと必死に抱きかかえ
嗚咽を飲み込み震えてた

世界が白に飲み込まれた静寂の中
君は静かに一つ涙を零した

それが終わりの合図だった

大好きすぎて、君が嫌いになる

そう言った君の見たことのない
儚く痛々しい微笑みは

僕の心を深く抉った


白に染まったこの世界では

僕と君の間に幸せな結末は

訪れないようだ

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君の居ない明日を見た

虚しく揺れる私の髪

どんなに嘆こうとも明日は

昨日と同じ時間にやってくる

君が居た時間に

君が居ない


私の時間は進むばかり

君の時間はどこで止まってるの

私もそこで止まればいいのに


私の時間は進むばかり

0時を迎えて

明日が来る

私の髪を優しく撫でる

君の居ない明日が

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明け方に響くサイレン

誰かの命が揺れている


そんな想像を過ぎらせて

独りで胸を抑えていた


少しずつ遠退くサイレン

どうか命を留めて下さい


ゆるりと下ろした掌が

何も掴めず揺れていた

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朽ちた校舎の教室で
真夜中の闇に揺蕩う僕と
月明かりに照らされた
儚き君の揺らいだ瞳が
無音を奏でて出逢う時
微かに校舎が蠢いた

手を伸ばす君の真意は何処に
手をとる僕の真意は君か

闇と月が交わる時
彼と彼女は夢を見る

とても静かで柔らかな夢を

朽ちた校舎の教室で
二つの夢が混ざり合い
灰色の空がざぁざぁと
澄んだ涙を流したという

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ふかく深く

聞こえる声


僕の鼓膜を

鈍く震わす


耳を塞いで

拒絶しても


何ひとつと

意味は無く


涙を流して

天を仰いだ


聞こえる声

発信者は誰


見えない姿

止まない声


何も出来ず

立ち尽くす


世界の声は

僕には重い


今日も独り

無力を嘆く



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89ers 12/12 Birth day.

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